【考え方】落ち着いて自分と向き合ったら視点が変わったお話

体調不良でよくわからないまま過ごした二十歳前後。
あの頃はひたすら「具合が悪い」「つらい」「苦しい」「怖い」と、不調から全く余裕のない状況でした。
身体に病気はなく、ただの"ビビリ"がもたらしているものだと思われます。
時間が経過し体調が少し落ち着き始めた現在でも、わずかな変化に不安を感じて体調がぐらぐらと揺れ始めます。
波のある不安定な体調にうんざりして、人はなかなか変われないと落ち込むときもたくさんありました。
ある人に「体調の変化に敏感なのは、自分のことを把握できていて決して悪いことではない」と言われたのがずっと引っ掛かっています。
しっかりと変化を感知できれば取り返しのつかないところまで行かずに済む。という前向きなお話。
なるほど、と考える反面、僕の中ではある程度、適度に鈍感な方が融通がきくように思っており、敏感なのが良いとは今でも納得できません。
ですが、おそらくこの話がキッカケで自分を客観的に見られるようになりました。
僕は空腹から簡単に気分が悪くなります。
気分が悪くなる原因が空腹だと判明していても、しんどい。なんでだろう。何か食べなきゃヤバイ。と焦り、気分が悪いためにあまり食べられなくて、なお焦る。
この悪循環でした。
今は、なぜ気分が悪いのか。ただごはんを食べていないから。キャラメルでも何でも食べよう。少し休んでから食べよう。と、ほとんど冷静に対応ができるようになりました。
めまいがするときも、以前はただ恐怖に怯えているだけでしたが、今では低気圧が近づいているから。と原因を見つけて落ち着けることに気付きました。
めまいの原因が低気圧でないとしても、確かに低気圧が近づいているのであれば、"低気圧のせい"にしてしまいます。
勝手に疲れのせいにしてしまうこともあれば、こんな日もあるよね。と楽観的に考えられるようにもなりました。
このような物事の答えは人の口から知るのではなく、自分で"気付く"ことが重要だと思っています。
自分で気付けば納得ができる。ここがネック。
例えば実際に先日あったことで、「僕はやりたいことがたくさんあって、あれもこれもしたい。目に映る方々はとてもアクティブでいろいろなことやっている。」と焦っていた時期がありました。
落ち着いて考えてみると「僕は燃費の悪い人間で睡眠時間を削るとかえって効率が悪くなる。あれこれやりたくてもマルチタスクでは動けない。一つ一つ確実にやっていこう」と、自分はこのような人間だと再認識して(気付いて)、焦りを鎮めました。
冒頭に「人はなかなか変われないと落ち込んでいた」と書きましたが、思い返してみると、1ヵ月前、半年前、1年前としっかり考えると少しずつ変わっていることに気付きます。
些細なことでもプラスに作用している部分が必ずあり、気付いたポイントを変化として受け入れると気持ちも前向きになれます。
自分を知るのは、自分自身と付き合うのにとても大切。
自分と向き合うことができるようになると心が大きくレベルアップします。
僕は確実に一回りも二回りも成長できました。
不調の原因のビビリとうまく付き合っていくしかない、受け入れるしかないと、気付いたのもつい最近のこと。
自分と向き合って納得できたことです。
ゆっくり自分と向き合い、「なんで?」と尋ねると世界が変わるかもしれません。